冬のウール、夏のリネン。それぞれの時季に好まれる両極端の原料を撚り合わせたのが、春夏シーズンに最もフィットするオーブファイン。2つの原料を合わせて撚りを少し強くかけることで、ドライなタッチに仕上げたこの糸。 リネンにはナチュラルな光沢があり光沢感を表現できるが、100パーセントのリネン糸では粗野なイメージに傾きがち。そこにきりっと引き締まったきれいなウールを合わせることで、粗野な質感を和らげ、上品さをもたせてスマートな印象を与える。 吸水性、発汗性に優れ、蒸れにくいという、同じ長所を持つリネンとウールの組み合わせは、これまでは意外と思われていたが、むしろ必然といえる。